Fire への道

会社に依存しない FIRE を目指して,毎日を生きる地方に住むサラリーマンが行っている資産運用について紹介します。

FIRE とは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので,「経済的自立」と「早期リタイア」を意味する言葉です。

元々は欧米を中心に流行していた考え方ですが,日本でも注目されるようになりました。

(出典)今話題のFIREを解説!資産運用で早期リタイアを実現する方法とは? | 大和証券

橘玲『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』によると,経済的な自由は以下のように定義されている。

「自由」を経済的な意味で定義するならば,「国家にも,会社にも,家族にも依存せず,自由に生きるのに十分な資産を持つこと」になります。これが「経済的独立 Financial Independence」です。

(出典)『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ』(橘玲,幻冬舎,2017年7月)

FIRE の種類

FIRE といっても,いくつかのパターンがある。

フル FIRE

必要な資産を用意し,仕事をリタイアする(会社を退職する)。退職後は資産の運用益のみで生活する。

理想はリッチ型 FIRE であるが,物価の安い地方のメリットを生かし,節約型 FIRE もいい(大きな資産を持ちながら節約する)。

リッチ型 FIRE (Fat FIRE)

高収入や事業の成功,投資でハイリターンを得るなどして,数億円に及ぶ十分な資産を確保したうえで早期リタイアする。

超節約型 FIRE (Lean FIRE)

極端な倹約で生活費を最低限に抑えて,資産運用の収入のみで生活する。

生活で使うお金が少ない分,用意する資産も少ない。物価の安い地方や海外に移住するケースも多い。

サイド FIRE

資産運用で収入を得て,同時に働いて収入を得ながら生活する。

勤労収入は現役時代ほど必要ないため,好きな仕事や時短勤務を選ぶなど,労働面での自由度は高くなる。

バリスタ FIRE

資産運用での収入に加え,カフェで気軽に働くなど,残りをパートタイムという形で働いて収入を得る。

サイド FIRE の中でも,より気軽に働きたい人に向いている。

経済的自立を目指すための原則

経済的自立 (Financial Independence) を実現するため,私が取り組んでいる 3 つの原則を紹介します。

  1. 収入を増やす
  2. 支出を減らす
  3. 資産を運用する(運用利回りを上げる)

入を増やし,出を減らす。そして,収支の差から生じた資産を運用するのが,経済的自立を目指すための基本的な考え方です。

資産形成と 3 つの原則には,方程式が成り立ちます。

資産形成 = (収入 – 支出) + 資産 × 運用利回り

(出典)新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ

本稿では,地方サラリーマンが行っている資産の運用について紹介します。

  • 投資の記録をつけることで,うまくいったこと,失敗したことを振り返ります。
  • 資産の運用においては,相場にしがみつき,常に買い続けるようにします。

資産の運用

私の資産運用では,国内株式,米国株式,投資信託の 3 つをメインにしています。

貯蓄預金,定期預金も行っていますが,随時,国内株式,米国株式,投資信託へ資金を移動しています。

株式の投資方針

国内株式,米国株式では,企業の財務状況や実態を把握した上で,長期的視点で投資を行うファンダメンタル投資を主にしています。

株式の投資方針としては,以下の 4 つを掲げています。

  1. 大型優良株中心の王道投資
  2. 割安株の修正をじっくり待つバリュー投資
  3. 高配当狙いのコツコツ投資
  4. 優待狙いのワクワク投資

上記の 4 つの投資方針を基本として,投資対象の国内株式,米国株式を選定しています。

大型優良株中心の王道投資

  • 安定成長企業の選定では,ROE(自己資本利益率)や営業利益率をチェックし,持続的な競争力を確認
  • 市場全体の動向に影響されるため、業界別のトレンドマクロ経済の変化も視野に入れる
  • 企業のイノベーションや新規事業の展開も注目し、成長ポテンシャルを見極める

割安株の修正をじっくり待つバリュー投資

  • 割安かどうかを判断するために、PBR(株価純資産倍率)や PER(株価収益率)を分析
  • 経営改善の兆しがある企業に注目し、赤字から黒字転換のタイミングを狙う
  • 割安状態が長期に続く可能性もあるため、資産の一部を分散し、適切なポートフォリオ管理を行う

高配当狙いのコツコツ投資

  • 配当利回りだけでなく、配当性向企業のキャッシュフロー状況をチェック
  • 減配リスクを避けるために、過去の配当履歴や業績の安定性を確認
  • 配当再投資を活用し、複利効果を最大化

優待狙いのワクワク投資

  • 優待利回りの魅力だけでなく、企業の将来性や財務健全性も考慮
  • 長期保有優遇のある企業を選び、じっくり楽しみながら資産を増やす
  • 株主優待の変更リスクにも備え、優待がなくなっても魅力がある企業を選定

FIRE 道の歴史

2008 年:社会人デビュー。給与口座・ろうきん口座開設。

新卒採用で就職。労働者になったことから,会社の給与振り込み用の銀行の口座,ろうきん口座を開設。また,確定拠出年金を開始(資産形成のスモールスタート)。

「100 年に一度」と言われた世界金融危機「リーマン・ショック」が世界を襲うが,本格的に投資をはじめる前だったので,影響はほとんどなかった。

2011 年:証券口座を開設し,本格的に投資活動を開始

東日本大震災の影響により,日本経済が大打撃を受けている中,2011年4月,楽天証券の総合取引口座開設し,本格的に投資活動を始める。

2012 年:エルピーダメモリ破綻により大きな損失(痛い教訓)

ナンピン買いで 800 株のエルピーダメモリを保有していたが,破綻により,約 34 万円の損失。

エルピーダメモリが破綻した理由については,半導体が汎用品化する中,より付加価値の高い製品を開発するための「選択と集中」ができなかったことにある。エルピーダメモリの破綻から十年後,選択と集中を行った NVIDIA が隆盛を迎えることになるとは,このとき知る由もなかった。

日本では民主党政権から自民党政権に交代。安倍晋三内閣が誕生し,金融・デフレ脱却に向けた経済政策「アベノミクス」が打ち出された。

2013 年:アベノミクスと黒田バズーカにより投資環境が好転

2013 年,新しく日本銀行総裁に着任した黒田東彦氏が,着任早々「黒田バズーカ」といわれる強力な金融政策を発表。

投資環境として,10 % だった証券優遇税制が 20 % に戻ることになった。その引換えとして,NISA の導入が決定。

2014 年:NISA を活用した投資を開始

2024年1月にスタートした少額投資非課税制度「NISA (Nippon Individual Savings Account)」を資産運用へ導入。具体的には,5 年間,毎年一定金額の範囲内(導入当時は 100 万円,後に 120 万円)で購入した金融商品から得られる利益が非課税になる制度である。

NISA 導入以降,毎年,上限額まで買い付けを実施。

2016 年:投資セミナーに参加,米国株式に本格参入

2016年7月,楽天証券サービス開始 17 周年記念 投資セミナー@両国国技館に参加。

得られた知見をもとに,米国株式を投資対象の一角に加える。このとき,テスラを投資対象に加えるという好判断。

2017 年:運用資産が 1,000 万円突破

2017年3月,楽天証券での運用資産が 1,000 万円を突破。

2020 年:運用資産が 2,000 万円を突破

2020年9月,楽天証券での運用資産が 2,000 万円を突破。

新型コロナウイルス感染拡大の中,テクノロジー業界の株式を買い始める。

2021 年:運用資産が 3,000 万円を突破

2021年9月,楽天証券での運用資産が 3,000 万円を突破。

2023 年:運用資産が 4,000 万円を突破

2023年7月,楽天証券での運用資産が 4,000 万円を突破。

2024 年:運用資産が 6,000 万円を突破

2024年1月,NISA 新制度開始。

  • 非課税保有期間が無期限!
  • 制度(口座開設期間)が恒久化!
  • つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能!
  • 年間投資枠が拡大!(最大で年間 360 万円)
  • 非課税保有限度額(総枠)が新設!(最大 1,800 万円)
  • 非課税保有限度額(総枠)の再利用が可能!

2024年2月,楽天証券での運用資産が 5,000 万円を突破(億り人の 5 合目に到達)。

2024年10月,楽天証券での運用資産が 6,000 万円を突破(億り人の 6 号目に到達)。

2025 年:運用資産が 8,000 万円を突破

トランプ氏が 2 回目の米大統領に就任。相互関税を導入する大統領令に署名するなど,市場へ大きな影響を与えた。

2025年7月,楽天証券での運用資産が 7,000 万円を突破(億り人の 7 合目に到達)。

2025年9月より,金・プラチナ・銀の積立を開始。毎月,金 10,000 円,プラチナ 7,000 円,銀 3,000 円を積み立てる設定とした。

2025年10月,楽天証券での運用資産が 8,000 万円を突破(億り人の 8 号目に到達)。

参考文献

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